教育改善の取り組み

学習・教育プログラム関係組織図

 本学科では、学習・教育プログラムを継続的に改善していけるよう、下図に示すように、学科の専任教員全員を構成員とする「教室会議」を中心に、兼任教員(非常勤教員)や学務担当事務職員を含めた「拡大教室会議」、さらには卒業生と外部有識者からなる「教育評議員会」を設けて、教育プログラムの点検とその改善を図っています。

 学習・教育プログラムの計画・実行・点検・改善の基幹となる4つのワーキング・グループ「学習・教育到達目標WG」「教育内容WG」「教育環境WG」「教育改善WG」と、それをサポートする2つのワーキング・グループ「広報・資料WG」「卒業生連携WG」において、それぞれが分担する事項の計画や改善案を作成しています。

 また、その内容を原則月2回開催される「教室会議」に報告して審議するとともに、必要に応じて「教室会議」から各WGに検討を依頼する仕組みとしています。

 年1回開催される「拡大教室会議」では、各WGおよび教室としての活動を開示するとともに、兼任教員と学務担当事務職員からのプログラムに対する要望の聴取を行っています。

 また、2~3年に1回開催する「教育評議員会」では、卒業生および外部有識者からの意見に基づいて学習・教育プログラムを点検する仕組みとしています。

教育改善に関するその他の活動

授業評価アンケートの実施

 各学期の終わりには、学生による授業評価アンケートを実施しています。授業の内容に興味がもてたか、担当教員の教え方がわかりやすく工夫されていたか、どのような改善を望むか、などを受講生に評価・記入してもらいます。その評価結果や意見をもとに、担当教員は次年度以降の授業内容の練り直しを行います。

優秀授業賞の設置と開示

 授業評価アンケートで評価の高かった授業に対して、優秀授業賞を設け、表彰をおこなっています。また、優秀授業賞に選ばれた科目と担当教員名は本学科掲示板にて、学科の全教職員および学生に開示される仕組みとなっています。

授業改善計画書の作成

 授業評価アンケートの評価結果およびそこに記されている意見などをもとに各担当者が各授業を点検し、それを授業改善計画書としてまとめています。さらに、その計画書に基づいて、当プログラムを構成する授業を総括的に点検し、学科としての授業改善指針を作成しています。

授業のビデオ撮影

 各教員が自分自身の話し方や板書の仕方等を点検し、授業改善に役立てることを目的として、定期的に授業のビデオ撮影を行っています。これらのビデオはJABEE室に保管され、プログラム関係教員が視聴できる仕組みとなっています。

社会工学セミナーの開催

 主として卒業生の継続学習を支援する目的で、同窓会と協力して年2回を目途に「社会工学セミナー」を開催しています。そこでは、専任教員や外部講師あるいは卒業生による話題提供を行っています。

同窓会(法土会)の開催

 土木学会全国大会開催時に学科同窓会(法土会)を開催し、学習・教育プログラムを含めて学科の近況を報告しています。その際、社会人として、また卒業生としてのプログラムに対する意見を聴取しています。