美しく、ふさわしいまちづくり
都市に集中する人口の受け皿として、量的な充足に追われてきたまちづくりは、大きな変革点を迎えています。今後、総人口が減少へと転じていく中で、これまで造ってきた都市を適切な規模に集約し、その質を向上させていくことが求められています。美しく快適な都市を造るための取り組みは全国の市町村などで続けられてきてはいますが、その目標や方法は未だ不透明と言えます。
当研究室では、都市デザインを広い概念で捉え、気候風土や地域の持つ地形的要素等と都市基盤、土地利用の調和など、その場所にふさわしく、そして美しいまちづくりの内容と方法について研究しています。
研究室活動の特徴(学生による研究室紹介)
都市デザイン研究室では、美しく快適な都市を実現するため、その土地にふさわしいまちづくりの内容と方法を研究しています。研究の対象は都心部から地方まで幅広く、「都市」をキーワードにそれぞれの想いを構想から実現可能性まで研究をしています。テーマによっては現地調査や、実測調査も行ないます。また、有志によるまちづくりアイデアコンペの応募やまち歩き、学会発表、各種講演会への参加など、意欲的に成長できる研究室です。
◆研究のキーワード:都市デザイン、都市環境、まちづくり、都市計画、中心市街地活性化、連続立体交差化事業
Urban Planning and Urban Design Engineering
Community planning that focuses on quantity, aimingat receiving a concentrated urban population, is undergoing drastic changes. Ithas become necessary to slim down existing cities to an appropriate size inorder to improve their quality in the era of depopulation. Efforts have beenmade to improve the beauty and comfort of municipalities,although their goals and methods have remained unfocused. Considering urbandesign based on broader concepts, we are studying methods for beautifulcommunity planning that are suitable for each place, while at the same timeexamining the harmony among various elements including climate, geography, urbaninfrastructure, land use, etc.