今井龍一教授が研究者として携わっている、「静岡市人流データを活用したまちづくりコンソーシアム」が、静岡中心市街地の持続可能な活性化を目的とした、人流データの活用に関する社会実験を実施します。
■本実験のポイント
・都市経営のためのデータ収集・分析・活用方法の開発を目的に、今年4月、法政大学と静岡市は、2年間の共同研究契約を締結しました。
・今年度は、静岡中心市街地で、Wi-Fi設定がONの電子機器が発信するパケット等を元にして、移動経路や滞在時間を計測する社会実験を行います。「賑わい」「回遊」を定量的に示すことで、将来的に、都市政策の立案やイベントの実施など、まちづくりへのデータ活用が期待できます。
・この社会実験は、国土交通省不動産・建設経済局の「人流データを活用したモデル事業」に採択されました。
■日時・期間
調査期間:7月~12月 データ分析:~2月(公表)
■場所
静岡地区中心市街地
■内容等
・社会実験に至る背景と課題意識
近年、まちの空洞化や来街者の減少で、まちなかの賑わいが喪失しています。賑わいを生み出そうと官民で施策を展開していますが、その効果測定は十分ではありません。効果的な政策や企画を立案するためには、データを活用した定量的な分析が不可欠です。
・産官学でコンソーシアム立ち上げ
人流データを活用したまちづくりの社会実装を目的に「静岡市人流データを活用したまちづくりコンソーシアム」を立ち上げ、産官学で研究を進めていきます。
構成:法政大学(デザイン工学部 今井龍一教授)、I Loveしずおか協議会、静岡市中心市街地活性化協議会、㈱昭和設計、静岡市
- 静岡市報道資料 ~まちなかの人の動きを“見える化”する~人流データの活用に関する社会実験を実施します(2021.6.29発表)
- 国土交通省プレスリリース(2021.6.23発表)