都市環境デザイン工学専攻修士1年坂場論士さんが第10回景観・デザイン研究発表会で優秀講演賞を受賞しました。受賞した発表のタイトルは「街歩き体験中の注視対象が街の印象に与える影響」です。坂場さんの研究内容は次の通りです。
「街のイメージ形成という観点から、街歩き中の注視対象がどのように注視され、それらが街の印象にどのように影響しているのかを定量的に分析することを目的に、街歩き実験とアンケート調査を行った。注視対象の性質を示す4つの特性値からそれぞれの注視対象を分析した。その結果、以下の点を明らかにした。(1)街歩き体験において約半分の時間は具体的注視対象を注視しておらず、街の印象に影響を与える注視対象を見ている割合は8%であること。(2)4つの特性値によって、注視対象が性質の説明しやすい5つのグループに類型化できること。(3)グループごとに街の印象への影響の与えやすさ、記憶の残りやすさ、に差があるということ.」