自然災害を予測し、防ぐ。都市の安全をデザインする研究室
デザイン工学部都市環境デザイン学科・酒井久和教授研究室では、地震や豪雨などの自然災害による被害を軽減し、安全な社会を実現することを目的に研究が進められています。地震時の盛土の崩壊リスクや道路被害の発生傾向を予測する研究に加え、河川・水利環境を対象とした調査など、多角的なアプローチが大きな特徴です。
学生たちは、地震時の盛土の耐震性評価や道路盛土被害の統計分析など、それぞれのテーマに真剣に取り組み、研究成果は学会発表や受賞につながることもあります。修士課程ではより精密なデータ解析に挑戦し、大規模学会での発表を通じて「より高いレベルを目指したい」と語る学生もいました。
酒井研究室では、他大学の専門家から学んだり、企業・研究機関との共同研究を通じて外部施設を利用したりと、学外との連携も盛んです。確かな根拠に基づく研究力を高めながら、都市の安全を支える技術開発に日々向き合う姿が印象的な研究室です。