原田 大輔 准教授(Daisuke HARADA)博士(工学)

原田 大輔(Daisuke HARADA)准教授
所  属環境システム系
研究室名河川・流域環境研究室
専門分野水工学、河川工学
担当講義水理学1及演習、水理学2、河川環境工学、水圏環境システム、工学実験2(水圏環境)、流域水マネジメント(大学院)、水環境デザイン(大学院)
主な研究テーマ

(1)土砂を含む洪水氾濫など、洪水災害の解析・分析

(2)河川の土砂の生産・輸送・堆積プロセス

(3)安全な川づくりと良好な河川環境を両立する川づくり

(4)土砂輸送と河道二極化、河川橋梁の被災の関係等

Eメールdaisuke.harada.66(at)hosei.ac.jp
洪水氾濫被害の軽減と持続可能な川づくりを目指して

 気候変動によって、これまでに経験したことの無いような洪水災害が起きるリスクが高まっています。例えば能登半島では、地震と洪水の複合要因により、大きな被害が生じました。物理モデルに基づくシミュレーションを用いて、このような災害を予測して、土砂を含む洪水氾濫ハザードマップを作成したり、効果的な対策の立案を目指します。
 また、河川の環境は出水を経る度に変化します。ダムの影響や河川工事といった人為的インパクトによって、日本の河川の環境はここ数十年の間に大きく変化しました。現在では特に、河川が洪水を流すことのできる容量を増やすために、河川の掘削や樹木の伐採が頻繁に行われるようになっています。しかし実のところ、このような河川工事が河川の環境に与える影響については十分に分かっていません。当研究室では現地観測とシミュレーション結果に基づいて、持続可能な河川のデザインを目指します。

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